Chapter 2

1.5次流通という
新たなマーケットを開拓。

そして1.5次流通という
新たなマーケットを開拓。

さらに見逃せないのが、クラダシは1.5次流通という新たなマーケットを開拓してきたこと。1.5次流通とは、1次流通(企業からユーザーへの販売)と2次流通(オークションやフリーマーケットビジネスなど中古品の売買)の間に存在する、「新品だけど廃棄される商品」の売買のことを言います。時代の風潮も変わり、MDGsからSDGsという国際社会共通の目標が定められ、消費者の意識も大きく動きました。賞味期限が意識も大きく動きました。賞味期限が近いとはいえ、最大97%引きという値段設定、また、売り上げの一部が社会貢献活動団体へ寄付されるというクラダシのサービスは多くのファンを獲得。現在の会員数は30万人を超えるまでになりました。そして現在のクラダシは社会貢献をしたいという人が集まる場へと成長しています。

さらにクラダシの理念やスタイルに共鳴する企業や自治体も登場。2019年に食品ロス削減推進法が施行され、フードロスの削減に関する自治体の責任が法律に明記されました。この流れを受け、クラダシは、大阪府や横浜市など、全国の自治体と連携協定を締結し、官民一体となった取り組みも加速しているのです。
大きな視座を持ちながらも、あくまで地に足のついたところからスモールステップで会社を成長させてきたクラダシ。その理想が実現する社会が来るまで足を止めることはないでしょう。いや、地球の未来がクラダシのさらなる躍進を望んでいる限り、クラダシの前進は止まることはないと思います。

MizuMirai Vol.09

Special Feature特集①

水問題を構造からとらえ、
解決に挑む。

画期的なアプローチで水問題に応える製品を開発して
大きな注目を集めている企業がある。
その取り組み、めざす未来を取材した。

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